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メーデーも自粛で中止

活動日記

メーデーも自粛で中止

メーデーは労働者の祭典と言われ、労働者が団結して権利を要求する日であり、世界的に5月1日がメーデーとされている。1886年5月1日にアメリカの労働団体が8時間労働制を要求してゼネストを行った事が始まりとされている。
当時の労働者は低賃金で、1日12時間以上働かされ過酷な生活と労働環境にあり、人間らしく働き生きるために為に改善するには、労働者が団結し自ら立ち上がり、1889年に第2インターナショナルのパリ大会で8時間労働制を決議し、5月1日を国際労度運動の示威運動の日と定め、90年から世界各地で開催される。日本は1920年から始まり、2020年の今年は100年目の年であった。この間、2,26事件の戒厳令下で17回は開催禁止、太平洋戦争下で開催できない状態が続く等で、今年は91回のメーデーでしたが中止された。
この間、血と汗の結晶で勝ち取った8時間労働制や労働者の権利が働き方改革と称して労働法制の改悪によって、裁量労働制の導入はまさに働かせ改革とも言えるもので、8時間制労働制がなし崩し的に葬り去られようとしています。
コロナ渦による自粛と言う中で、労働者の要求も自粛させられているのではないでしょうか。コロナ渦と戦うためにも、子どもの休校には職場を休める環境を補償させ、賃金補償をさせる、感染対策をきちんとさせるなど、働く者、勤労国民の暮らしと健康・命を守るためにも労働者の立場からしっかり取り組むことが問われています。